こんにちは!インドネシア好きライターのひより(@hiyoriworld629)です。
バリ島のグリーンスクールがとても素敵な学校だったので紹介します。
- 定番じゃないバリ島の観光スポットに行きたい人
- エコに興味がある人
- 子供をグローバルな環境で教育したい人
このあたりの人に、情報を共有していきますね。
実際に訪れた時の写真も多数載せていますので、ぜひ現地の雰囲気をつかんで頂けたらと思います!
目次
グリーンスクールってどんな学校?

グリーンスクール入り口
グリーンスクールは、次世代のリーダーを育てる学校です。
次世代のリーダーとは、環境問題や経済危機など地球規模の問題を解決する人材のこと。
2009年にグリーンスクールは「これからの社会をより良くする人材を輩出する」ことを目的に、バリ島ウブドの山奥に建てられました。
現在もここで生徒たちは「起業家的な考え方を養う」をテーマに日々学び続けています。
具体的に、どんな学校なのか?
詳細について、後ほどお伝えしていきます。
グリーンスクールの行き方
グリーンスクールまでの道のりには、公共交通機関がありません。
▼グリーンスクールの場所
そのため基本的には、タクシーをチャーターするか、オートバイをレンタルして現地まで向かうことになります。
車やオートバイがないと、まず辿り着かないため注意してください。
とは言っても、海外でオートバイに乗って事故っても嫌ですからね。
あらかじめタクシーをチャーターしておくか、流しのローカルタクシーを捕まえるのが良いでしょう。
ちなみにわたしがグリーンスクールまで行ったときは、適当に流しのタクシーを捕まえて「グリーンスクールまで連れてってくれ」と運転手さんにお願いしました。
ちなみにバリ島ではGrab(グラブ)やGo-Jek(ゴージェック)という配車アプリが利用できます。
しかし、基本的にウブドではこれらのアプリは使えません。注意してください(※ここでは詳しく説明しませんが、バリ島のローカルルールです)。
グリーンスクール見学ツアーの料金

グリーンスクールの門番的な猫
▼グリーンスクール見学ツアー料金
- 大人:190,000ルピア(1,400円)
- 子供:120,000ルピア(900円)
カード払いOKです。
外国人料金のため、インドネシア人料金と比べると少しお高めとなっています。
前払いの必要はないため、当日現地に到着後に支払いをすればツアーに参加できます。
ただ事前予約は必要ですので、グリーンスクール公式サイトから予約申し込みしておくようにしましょう。
見学ツアーは毎日開催されているため、特に日付や曜日を気にする必要はありません。
グリーンスクールのすごいところ
グリーンスクールに通う生徒たちは、大半がオーストラリアやドイツなどのインドネシア以外の国からやってきた人々です。
世界35ヵ国以上の人々が、次世代のリーダーを目指し、バリ島の山奥グリーンスクールに集まっています。
グリーンスクールに世界中から人々が押し寄せる理由は、いったい何なのか?
わたしが実際に訪れて感じた、グリーンスクールの魅力を3つお伝えします。
1.地球にやさしい
グリーンスクールのすごいところは、地球にやさしいプロジェクトが多数立ちあげられている点です。
たとえばこの写真、木の看板に【PALM OIL FREE】と書かれてありますよね(字が小さく見えにくくてすみません)。

インドネシアでは、パーム油ができるアブラヤシを採るためにおこなう森林伐採が、環境問題を引き起こしています。
森林伐採による地球温暖化は、現在かなり深刻化している問題ですよね。
そこでグリーンスクールでは、この問題を解決するために【PALM OIL FREE】という「パーム油を使わない油を作るプロジェクト」を発足しました。
こういった地球規模での問題を解決するためのプロジェクトが、グリーンスクールでは日夜考えられているのです。
その他にもグリーンスクールでは、地球環境を考える以下の取り組みがなされています。
- 電力は太陽光と水力発電でまかなう
- トイレがコンポスト式(排泄物が肥料としてリサイクルされる)
- 廃食油で走るスクールバス
特に3つ目の廃食油で走るスクールバスが画期的で、グリーンスクールの生徒たち自身が、調理で使った残り油を燃料にしたスクールバスを開発したようです。
教師が一方的に教えるのではなく、生徒たち自身に企画から開発までさせる「自主性を育む教育」こそが、グリーンスクールの魅力だとも言えます。
2.生徒の自主性を育む教育

グリーンスクール紹介動画のお姉さん
上記でお伝えしたとおり、グリーンスクールでは、生徒たちの「自主性」を育む教育がおこなわれています。
基本的に、授業は座学ではなくプレゼンテーションやディスカッションがメイン。
3歳から18歳までの生徒たちが年齢問わず話し合いをすることで、「自分の意見を効果的に相手に伝える力」と「他人の考えを尊重する力」を身につけます。
また授業は基本的にプロジェクト単位でおこなわれるため、チームの仲間と協力する能力や、チームリーダーとしてメンバーを引っ張る能力の向上が期待されます。
日本のような「詰め込み型教育」ではなく、「1人1人の個性を尊重した教育」がグリーンスクールの特徴ですね。
わたしも子供の頃に戻れるなら、グリーンスクールに入学したかったな~って本気で思いましたw

グリーンスクール校庭
またグリーンスクールでは、授業を通して「高い英語力」の習得を目指します。
授業や課題はすべて英語。日常生活で使える実践的な英語力を身につけるためのカリキュラムが組まれています。
インターナショナルな場で高い英語力を身につけたい人には、とても魅力的な環境ですね。
3.建築物が芸術的

グリーンスクールに到着して、まず目にとまるのが竹でできた壮大な建築物。
「竹は成長が早くて環境にやさしい」という環境に配慮された理由で、ほぼすべての建物に竹が利用されています。



どの建物もオープンエアのつくりで、室内にそよ風が入り込む涼しい設計。
基本的にドアや窓はなく、照明の数も最小限に抑えられています。
人工物は極力使わず、木のにおいや太陽光で整えられた環境は、穏やかで温かみのある空間に感じられました。
その他にもオーガニックの食材だけを使ったカフェテリアなど、ついつい寄りたくなってしまう魅力的なスポットがたくさん。
グリーンスクールに足を運んだ際は、ぜひカフェテリアにも寄ってみてはいかがでしょう(ちなみにわたしは、時間が合わず行けませんでした・・・笑)
グリーンスクールの注意点
以下2点、グリーンスクールの注意点です。
1.事前に交通手段の確保をしっかりする

最初に少しお伝えしましたが、グリーンスクールまでの道のりには公共交通機関がありません。
タクシーをチャーターするのか、自分でオートバイを運転するのか。事前に決めておいてくださいね。
「タクシーで訪れたものの、帰りはどうやって帰れば良いのかわからない」という人は、グリーンスクール受付の人にタクシーを呼ぶようお願いしてみてください。
グリーンスクールからウブド市内までのタクシーを手配してくれます。
わたしの場合は、片道100,000ルピア(900円くらい)でした。
2.ヒールの高い靴は控えたほうがいいかも

このグリーンスクール見学ツアー、結構歩きます。
1時間から1時間半は、広い敷地内をぐるぐると歩くことになります。疲れます。
しかも川の横を通ったり草むらに入ったり、いろんなところを歩きます。
ケガをすることはないとは思いますが、念のためかかとの低い靴(スニーカーなど)や動きやすい服装で訪れることを推奨します。
まとめ:グリーンスクールはバリ島の定番スポットに飽きた人におすすめ
ここまでグリーンスクールについて力説しておいてあれですが、正直わたしはエコや子供の教育にすごい関心があるというわけではなくて(笑)
ただ、わたしのような事前知識がない人でも、グリーンスクールの見学ツアーはじゅうぶん楽しめました!
特に竹建築の校舎がユニークで、飽きずにずっと見ていられましたね。
「エコや教育に興味がないと、グリーンスクールに訪れても楽しくないかな?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません!
断言します。
今までとは少し違ったバリ島旅行を楽しみたい人、定番の観光スポットに興味がない人なんかは、ウブドの山奥グリーンスクールへ訪れると面白い体験ができるんじゃないかなって思います。
【パーマネントカルチャーの最先端”グリーンスクール”】
地球環境に配慮された、バリ島山奥のこの学校🌍
✔︎環境に優しい竹でできた校舎
✔︎トイレの排泄物も畑の肥料に
✔︎水力など自然エネルギーによる発電
教育に携わる人は1度訪れると良き🙆
子供がのびのびと勉強できそうな場所だった! pic.twitter.com/S5HXeyAmFZ
— ひより🏝インドネシア⇄日本🇮🇩🇯🇵 (@hiyoriworld629) September 14, 2018
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